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鳥取にある雑貨Shop「シェリエール」の情報や日常の出来事…etc
by chezlierre
スポンジ カフェオレボウル☆

その昔食器を手に持つ習慣がなかったフランスで、
唯一手に持ち使う食器がカフェオレボウルでした。
当時、パンをカフェオレやスープに浸す食べ方が多かったため、
口の広いカフェオレボウルが丁度よかったのです。
ゆったりとしたカフェタイムが思い描かれますね。
19世紀の頃はスープボウルとも呼ばれ
もっと大きいサイズのものもありました。
スープにパンを浸してそれをスプーンですくって食べる。
なので、アンティークのカフェオレボウルの底には
スプーンの傷がよく見られます。

それぞれのボウルが誰のものかわかりやすくするため、
様々な色や模様が、ほどこされました。
その模様の付け方も色々あり
よく見かけるのがアールデコや花柄やモロッコ柄等のステンシル。
柄によってもその時代背景が感じられます。

今回紹介の「スポンジ カフェオレボウル(半磁器)」は
絵柄の形に切り抜いたスポンジにインクを付けて、
一つずつ押していく手法のボウルです。
素朴なかすれや、にじみも魅力です。

ほとんどが陶器製だったんですが、
1930~40年代以降には半磁器製が増えてきました。
半磁器はとろりとした質感が魅力で、柔らかな土のため使っているうちに
貫入(細かいひび割れ模様)が出ることがあります。
好みはあると思うけど、それは使い込んだ風格・味と言えるものですね。

現在ではサラダやシリアルなどを盛ったり、
花器としてなど使い方も色々です。
アンティークのカフェオレボウルなどの
色々な柄をそろえ、飾って楽しむのもいいですね。



倉敷意匠計画室『スポンジ カフェオレボウル&シュガーボウル 小花』
スポンジ カフェオレボウル☆_b0098081_15492162.jpg

by chezlierre | 2009-05-10 15:50 | 倉敷意匠
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